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関越道の永井橋からオンボードカメラで見る長井坂城。城址保護のためトンネル化されています。いつも通るたびに気になっていました。こうして見ると何の変哲も無い台地のようですが、実は超断崖絶壁の上だったのです。 |
県道255号、「棚下不動滝」付近の光景。赤城山の裾野が利根川に浸食されて、延々と続く、すさまじい断崖絶壁を作り出しています。長井坂城はこのさらに北側ですが、ほぼ同じような地形です。 |
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利根川の渓谷沿いの県道255号から急坂の旧沼田街道を登る。この「長い坂」が地名の由来か?? |
草に埋もれた「長井坂城跡」の標柱が建つ三郭虎口の土塁。左は堀、右は崖端の典型的崖縁入路。 |
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こちらは花に埋もれれた「三ノ丸跡」の標柱。二郭を包み込むように外郭線をかたどっています。 |
二郭の堀と土塁。堀は畑の中に埋もれていますが、よく旧状を留めています。土塁は高く、特にこの写真付近は櫓台だったかもしれません。 |
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高い土塁に囲まれた二郭。こちらも農地化していますがほぼ旧状を留めています。農地なので見学の際は注意が必要です。 |
二ノ丸の虎口付近の土塁上に建つ城址碑と解説板。縄張り図もありなかなか親切です。この写真の右下の堀底を沼田街道が貫通しています。 |
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街道に面した馬出し曲輪。「馬出し」と言う表現が適切なのかどうかは疑問ですが、街道交通を監視する機能を持った曲輪の一つでしょう。 |
「南雲宿へ」「森下宿へ」と書かれた旧沼田街道の標柱。なんといってもこの城の立地を決定的にしているのはこの沼田街道の存在でしょう。 |
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追手口(大手口)付近を貫通する沼田街道。堀底道になっていて、城の構造も複雑です。 |
追手口付近の堀底道は非常に深いです。 |
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これが追手付近の構造。左を沼田街道が貫通、手前に堀切があり、一段の曲輪と高い土塁。これがどういう意味を持つ構造なのか不思議ですが、主郭から突出して街道を押さえる、ある種の突角陣地でしょうか? |
主郭南の堀切。規模も大きく状態も良好です。この写真の左手が左写真の陣地です。主郭の北側にも同じような堀切があります。 |
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主郭の東を沼田街道が走ります。これは街道に面した横矢。主郭の真下を街道が貫通すると言うのは考え様によっちゃかなり無用心な気はします。 |
主郭より一段低く、街道より一段高い場所、やはり枡形の一種と捉えるべきなのでしょうか?どうもこの城の遺構は解釈が難しいなあ。 |
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街道に面した主郭の土塁。主郭の三方の土塁もいい状態で残っています。もう一方は天嶮の急崖。 |
主郭の西はシャレにならない急崖。落ちたらタダじゃすみません。見学の際は充分に気をつけましょうね。 |
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城の北側に位置する永井川が織り成す深い谷。関越自動車道を俯瞰できます。いつも通っている道をこんな風に見るのは新鮮です。昔、謙信の軍道、今は僕の帰省の道・・・。 |
永井川の谷の対岸から長井坂城を見る。見れば見るほど天嶮の地形。城もさることながら、ここに架かる高速の「永井橋」も圧巻です。 |