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高崎川方面から見た佐倉城の主郭付近。こうしてみると中世城郭そのものの立地ですね。周囲にはかつての湿地帯の名残が色濃く残ります。 |
「国立歴史民俗博物館」、通称「歴博」入り口付近がかつての田町門。「三十三間堀」といわれた水堀の姿が美しいです。 |
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「歴博」の建つ場所が椎木曲輪。三ノ丸の外郭に相当し、かつては侍屋敷や寺などがあったという。 |
ある意味で最大の見所、椎木門の大きな角馬出し。周囲の堀は遺構保存のためかつてより浅くしてあります。ちょっと綺麗過ぎる気がしないでもないですが。 |
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椎木曲輪と三ノ丸を隔てる堀はほとんど埋められ遊歩道になっています。台地端にようやくかつての堀の名残を見ることができます。ここから降りると北西の出丸に到達します。 |
台地下にふたつ、突出した出丸があります。北西の出丸は高い土塁に囲まれて、堀底のように見えます。 |
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北西の出丸に建つ門と水堀。門は、佐倉城内の移築門であるらしいですが、どこの門だったかはわからないそうです。 |
出丸周囲の水堀。周辺の宅地にも、かつての湿地をしのばせる地形が見え隠れしています。 |
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こちらは角馬出し状の南側出丸。堀は本丸の台地下を囲むように巡っています。 |
南出丸周辺の堀。折歪みなども見られます。かつては出丸は陸地と繋がっておらず、戦時には橋をつかって連絡していたそうです。 |
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南出丸の内部。高くはありませんが土塁に囲まれていました。 |
南出丸から三ノ丸御殿の台地下にかけて、一直線に大規模な土塁(土居)があり眼を見張ります。道路はかつては堀でした。この土塁の内部には、かつては家臣団等の屋敷地でもあったのでしょうね。 |
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台地の上に戻って本丸へ。これは「一ノ門」周辺の空堀。とてつもない規模の大きさなのですが、整備されていないので写真じゃそのスゴさがよくわかりませんね。 |
本丸大手門にあたる一ノ門。かつては格調の高い櫓門でした。本丸にはもう一つ、不明門(あかずのもん)跡があります。 |
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その不明門(あかずのもん)跡。その名のとおり、普段は締切ってあったのでしょう。 |
不明門からみた本丸周囲の堀。 |
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土塁に囲まれた本丸。奥に天守台が見えます。「徳川系」の近世城郭でありながら、一切石垣は使われていないため、どこか優美に見えます。 |
二段の土塁で築かれている、珍しい天守台。石垣は使われていません。天守はこの土塁に半分乗り上げる形で築かれていました。その模型は三ノ丸御殿付近の展示室で見ることができます。 |
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本丸天守台から本丸を見渡す。かつて三層の天守が聳えていました。 |
本丸周囲の大きな土塁。左手は銅櫓跡。なんと、太田道灌の「静勝軒」を江戸城から移築したものだったといわれる。なんで壊しちゃうんだよ〜。。。 |
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茶室「三逕亭」方面と二ノ丸を結ぶ「二ノ門」跡。ここにも大きな堀と土橋、土塁があります。 |
二ノ門周囲の堀。規模は大きいのに、完全に藪化しているのが残念です。 |
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二ノ丸台地端にある、いかにも中世的な櫓台らしきもの。 |
左の櫓台からは、寺崎集落・寺崎城方面と、高崎川流域に眺望が利きます。高崎川流域はかつての印旛沼沿岸の湿地帯の景色をよく残しています。 |
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茶室「三逕亭」背後の堀。といっても埋められて更に整地されているために、わずかに窪んでいる程度ですが。 |
茶室「三逕亭」付近から「姥ヶ池」方面へ向かう道にも堀の名残が残ります。「三逕亭」付近はある種の馬出しであった、と解釈できますね。 |
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「三ノ門」周辺は堀が埋められてわかりづらくなっているものの、堀に囲まれた独立空間、ある種の馬出しでした。往時は二階建ての櫓門でした。 |
三ノ丸御殿と三ノ門付近を隔てる堀。埋められて浅くはなっているものの、かつての規模の大きさはその痕跡からも十分にうかがうことができます。 |
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おなじく三ノ丸御殿と三ノ門付近を隔てる堀。明治時代に陸軍の駐屯地になった際にかなり改変されています。でもこうしてみるとその大きさがよく分かるでしょう。 |
三ノ門、三ノ丸御殿周辺にも大規模な空堀が残りますがご覧のとおりの藪です。埋められた堀がよく整備されてて、残ってる堀が藪のまんま、っていうのも何か複雑な気分です。 |
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三ノ丸御殿跡。櫓台のような土台も見えます。が後世に駐屯地としてかなり改変されているようなので、遺構かどうかは分かりません。 |
三ノ丸御殿の一角では、佐倉城の出土遺物や、ご覧の天守模型などが展示されています。天守下部の構造に注目。 |
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城内の姥ヶ池。城の水の手であるとともに城の東方を守る水堀にもなっています。その名の通り、老女の入水伝説があります。 |
城下を歩いていてたまたま見つけた「根古谷児童公園」。この台地下に根古屋地域があったのかな。 |