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山間の中でも目立つ直峰城の城山。山麓の台地端に添景寺があり、写真右手の鞍部「城の腰」に旧軍道が伸びています。 |
「城の腰」は舗装された国道403号になっていますが、ここもまた軍道の一部であり、後世の三国街道に引き継がれています。 |
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とりあえず車で行ける所まで行ってみると、駐車場もトイレも完備。ここから正面に向かうルート、右手の「風間屋敷」方面へ登るルート、車道を少し戻って大手道から登るルートなどがあります。 |
とりあえず駐車場正面の道を進むと上杉藤五郎房友屋敷が。でもこれって誰? |
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上杉藤五郎の屋敷脇には池があります。籠城の際の水の手として機能したことでしょう。 |
さらに進むと堀隼人正顕(?)の御殿跡。これって堀氏が入った後のことでしょうか?? |
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さらに宅島若狭守御殿。でもこの人たち、誰なんだかさっぱりわかりません。ちょっとは書いておいてくれ〜。 |
竪堀状の急斜面を登ってV曲輪へ向かいます。道はしっかりしていますが油断すると滑ります。ソレガシは下りの際にビテイ骨を強打し一ヶ月近くも苦悶しました。。。 |
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尾根上に出ると最初の曲輪がV曲輪。ここらへんは手入れも行き届き、景色も楽しめて気持ちよいです。 |
さらに一段上のU曲輪。このあたりに米蔵などがあったらしいです。 |
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U曲輪の北側の帯曲輪、ここから主郭へ登ります。「城山の大ケヤキ」なんてのもあります。 |
主郭西側の大堀切、堀1。さすが上杉直営だけあって規模も大きい。 |
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主郭虎口附近では発掘により野面積みの石垣が出土したとのことですが、これでしょうか?あんまり遺構には見えないなあ・・・。 |
主郭にはお堂と、南朝の雄であった風間信濃守顕彰の石碑があります。切岸の壁は高く急峻、両脇の堀切も巨大で、上杉氏の本気度がよく現れているように思えます。 |
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風間信濃守信昭顕彰の碑。越後の中世史には必ず出てくる人ですが、全国的な知名度は如何なモノなんでしょうか。那珂通辰あたりと位置づけが似てるかも。 |
主郭から見下ろす巨大堀切2。まるで谷!無理やりココから降りましたがこれは不正解、U曲輪の「大ケヤキ」あたりから細道があります。 |
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堀底から見る堀2。っていっても写真じゃ迫力は伝わりません。少々ヤブも気になります。 |
堀2の東側は細尾根が続いていますが、小規模な堀3以外は遺構らしきものはなし。ここって結構な弱点だと思うんですが。。。 |
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U曲輪から見る堀4&5、二重堀切になっています。しかし行ってみるとヤブが酷くて写真が撮れません。 |
こちらはV曲輪西側の堀切6。ここらへんも結構なヤブです。まあ仕方ないですがね・・・。 |
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堀6から堀7にかけては小規模な堀切がポコポコ続きますが、いずれもヤブと倒木がしんどい。道も尾根より下を通っているため、突入するのも大変です。 |
ヤブコギを中断してぐるっと回って大手道へ。車道で分断されたりしていますが、切通し状の通路がよく残ります。 |
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南端の曲輪には小さな祠が。観音堂があったらしいですが、城全体の縄張りから見ると大手道を守る南出丸とでもいえる位置関係にあります。低い土塁もあります。 |
観音堂跡から屋敷区画までは土橋状の細尾根が続きます。西側には数段の段郭が見られます。駐車場からここまで直接上がる道もあります。 |
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これぞ風間信濃守の屋敷。しかし、ナゼ城主の屋敷が家臣屋敷より下にあるんだ??屋敷地はたくさんありますが、あくまでも「伝」です。 |
風間屋敷と隣接する松浦五郎右衛門尉なる人物の屋敷。しかし城主よりエラソーな場所に占地しています。ところで、誰? |
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さらに成田駿河守屋敷。っていうかタダの腰曲輪です。御殿など建てるスペースは全然ありません。誰? |
さらに友田嘉右衛門屋敷、ってもう一体全体誰なんでしょう、この人たちは。。。。 |
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さらにさらに増田五郎右衛門屋敷。んが〜、もういい!誰なんだかさっぱりわかりませんがとにかく「伝」屋敷跡が沢山あるのがよくわかりました。 |
屋敷区画と本城区画を仕切る堀8。ここで連続お屋敷区画はオシマイです。できれば屋敷の人物の由来などもどこかに書いておいて欲しいです。 |
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山麓近くの添景寺。上杉氏の祈願所であったと同時に、謙信が関東出陣の最初の夜を過ごす宿泊所でもあったらしいです。 |
添景寺墓地裏手から「城の腰」にかけて伸びる軍道。これぞ毘沙門の駆け抜けた道、ソレガシも駆け抜けてみます。「景虎、ワシは天下を獲る!」 |
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軍道の途中には、木戸でも置いたであろう切通しなどもあります。附近には馬の水呑み場のような小さな池などもいくつかあります。いろいろ妄想が膨らむなあ。 |
そして毘沙門軍団は関東へ向かう。オンベイシラマンダヤソワカ、オンベイシラマンダヤソワカ・・・・。 |