松本城散策(2)

天守内部

本丸 天守内部 二ノ丸〜三ノ丸 エピソード おまけ

天守へは、大天守と小天守の間の渡櫓一階から入ります。この日は一番乗りを果たしました! まずは小天守一階へ。天守の木組みがわかる模型などが展示されています。
大天守へは小天守二回から、渡櫓を経由して接続しています。頭をぶつけないように・・・。 天守の柱は古態を示す手斧(釿仕:ちょうな)がけ。大天守四階以上はカンナがけで、その違いも見て欲しいところです。

石落しと並んで実戦経験がおそらく無いであろう鉄砲狭間。 薄暗い大天守の一階。やたらと柱が多く感じます。

大天守二階には当時の鉄砲などがズラリと展示されています。 大天守四階の「御座所」、といっても城主が普段からここにいたわけではないでしょう。

大天守一階と四階にある謎の吹き抜け。「敵を落とすための穴」「天守の傾きを調べる水改め用の施設」などの説がありますが、用途は不明なままです。 破風の内部もまた武者隠しの空間として使われていたという。

これが恐怖の天守大渋滞。初めて来たときは30分以上動かず、足も冷え切ってしまいあえなくここで撤退・・・きちんとお城が見たい人は早い時間に来ましょう。 一番乗りが功を奏して、誰もいない天守最上階を堪能させていただきました。

天守の廻縁の跡。もともとは最上階に廻縁があったものを改修して現在の形になったのだとか。これも寒冷地仕様だったようです。 天守最上階に祀られる守護神「二十六夜様」。享保の本丸火災のときも、この天守を護ってくれたという。

大天守から小天守の屋根を見る。小天守といっても結構立派なものです。 最上階から東側、本丸御殿跡を眼下に望む。その先には小笠原氏の本城・林城や支城の桐原城も見えています。

風流な月見櫓を上から。 月見櫓の中は開けっぴろげで明るく、お城とは思えぬ雅さがあります。

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