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「常陸の嵐山」と賞される風光明媚な御前山城周辺の風景。お城はこの山の先端部にあります。 |
こちらは北西の那珂川対岸から。美しい景色の続く那珂川流域の中でも、このあたりの景色の美しさは格別です。 |
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那珂川大橋の南西にある登山口。「頂上まで561m」とか、妙に細かく書かれています。 |
七曲の急坂を登りきると、物見にでもなっていたであろう腰曲輪があり、あづまやが建っています。 |
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なんとなくダラダラっと主郭に入ります。ハイキングコース以外はほとんど山林というかヤブです。 |
主郭東の堀切1。深さ2mほどの小規模なものです。曲輪内の北側には謎の穴ボコ状の地形もあります。この東側も曲輪には違いないんでしょうが、縄張りは雑然としています。 |
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堀1をまたぐ土橋。パーツの一つ一つは小さいながらも案外しっかり作られています。 |
T曲輪西南端の虎口土塁。土塁は西側と南側にあり、曲輪内からの高さ2m、山の上とは思えぬほど重厚なものです。 |
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T曲輪虎口の先は土橋となります。その中間の狭い空間は枡形としても機能したでしょう。 |
TとUの間を分断する堀切3。堀としてはこのお城で最も大きい。しかも土橋のような、あるいは畝堀のような仕切りが一つあるのが不思議。 |
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一応U曲輪としましたが、内部はほぼ自然地形のままです。このお城は曲輪の削平にはほとんど労力を使っていない感じで、そこら辺が臨時築城っぽく感じるところです。 |
U曲輪西の土塁もまた重厚。ここまでが後に回収された部分ではないかと想像します。尾根の遮断のみを考慮した、臨時築城という感がますます強くなります。 |
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U曲輪西側の堀4。北側は谷戸に沿って横堀状になっています。 |
U曲輪西側の虎口を横から。土橋があるのがわかるでしょうか。土塁は重厚で威圧感があります。 |
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U曲輪より西側は山道がダラダラ続くだけで、ほとんど自然地形のままです。 |
しかし、その尾根にも二つの堀切があります。写真は堀切6、深さ2mにも満たぬほどの小規模なものです。 |
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南側に突き出た鐘撞堂跡。眺望は木々に遮られてさほどでもありませんでした。 |
これが城域の西端と思われる堀切7。尾根上に小規模な土塁もあります。 |
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T曲輪南側には帯曲輪や腰曲輪があり、一部は低い土塁が盛られて横堀状になっています。 |
腰曲輪の下には堀切8が。ただ規模はとても小さいものです。 |