小田原城めぐり

小田原城は小田原駅のすぐ近く。というより、

小田原駅そのものが三ノ丸惣構の中にあるのだ。

そもそも、中世小田原城は現在の小田原市中心部を完全に包み込んでしまう、

日本には珍しい城塞都市でした。

地味な印象の小田原北条氏ですが、実は非常に優れた築城術、

近代的な政治手腕を持っていたんですね。

 

その1:近世小田原城

 

大手門跡の石垣に建つ鐘櫓。 箱根口門の石垣。道路の反対側にも石垣が残る。
箱根口門付近にわずかに残る三ノ丸土塁。 こちらは駅東口近くの日向屋敷。大久保忠隣改易後、夫人の日向御前が閉居した屋敷跡。
茶壷曲輪の土塁。 二ノ丸隅櫓。昭和初期の再建で、実物の約半分の大きさ。予算の関係で、だそうだ。
馬出し門。馬屋・大腰掛(番所)があった馬出し状の曲輪の虎口。 その馬屋・大腰掛付近は現在発掘調査中。
平成9年に再建された銅(あかがね)門。総工費なんと12億円! 銅門の櫓門を枡形の中から。なんか、新しすぎてイマイチありがたみが・・・(贅沢か)。
本丸東堀跡。向こうに崩れた鉄門の石垣が見えます。 こちらは昭和46年再建の常盤木門。重厚でなかなかカッコイイ。
あちゃ〜!本丸は動物園に・・・こういうのってどう思います?? 動物園の売店とトイレに隠れるように残る、崩れ落ちた鉄門の石垣。

公園化している本丸跡にはミツウロコのこんな時計が・・・。 天守台下の石垣。
天守最上階から相模湾と小田原市街地を見る。 こちらは箱根の坂と石垣山一夜城
天守は廃藩置県で取り壊され、現在のものは昭和35年の鉄筋コンクリ復原。 天守台裏手に残る井戸跡。でもちょっと危ない気が・・・
天守台石垣もところどころ崩れている。 苔生して古色蒼然とした石垣。
南曲輪の完全に倒壊した石垣。関東大震災のときに、かなりの被害があったらしく、石垣はところどころ崩壊している。 小峯曲輪北堀。これは北条氏時代の遺構。水が溜まっていますがほんとは空堀。畝堀だったかも。

その2:中世小田原城へ

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近世小田原城
中世小田原城