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逆光でちょっと失敗な遠景。山城、というよりも小高い丘陵に築かれたお城です。 |
登り始めてすぐ目に付く山上古墳。七世紀中葉の遺跡で、隣の「山上の碑」とともに特別史跡に指定されています。学術調査の進んでいなかった中世の人々は、これを何だと思ったのでしょうか? |
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根小屋城へ向かう尾根から分かれて東へ向かう。写真はなんだかよく分からないと思いますが、一応竪堀です。 |
左写真の竪堀の上には、見事な堀切がありました。主郭西側の尾根続きにはこうした堀切が多く見られます。 |
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主郭西の大堀切。ここから主郭への道が伸びています。かつての虎口がこの堀切経由だったのかどうかはわかりません。 |
主郭には「山名城址」の石碑と、簡単な解説板があります。解説板はここに来る途中の尾根筋にもあり、簡単な縄張り図も記載されているので大変助かります。 |
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主郭は綺麗に整備され、ベンチや物見台などが設置されています。できれば主郭以外の場所も整備をお願いしたいところです。 |
主郭からの景色。なかなか眺めは素晴らしいのですが、風が強くて結構寒かったです。。。。 |
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主郭北側は横堀と土塁が取り巻いていますが、横堀は猛烈な薮。一応突入してみましたが身動きがとれず敢え無く撤退。 |
主郭と二郭を隔てる堀切。左写真の横堀と連結し、主郭をほぼ半周しています。 |
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主郭の南側は多くの腰曲輪が見られます。削り落とされた塁壁とも相まって、なかなか見ごたえがあります。 |
主郭南側の腰曲輪間を繋ぐ堀底道。横堀とも解釈できそうだし、結構な傾斜もあるので竪堀の様でもあります。この附近の遺構は複雑で、高度な築城術を感じます。 |
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二郭は薮でこそありませんが、雑木が茂る山林となっていました。中ほどに段差があり、二段に削平されていたようです。 |
二郭にはところどころに低い土塁が見られます。写真の土塁は南側の塁壁が折れている場所。櫓台だったかもしれません。 |
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二郭東の堀切は二郭北側の折れをもつ横堀に繋がっていて、見ごたえのある場所なのですが、残念ながら猛烈な薮。ここはぜひ何とかして欲しいところです。 |
三曲輪先端の堀切も横堀となって曲輪をほぼ半周します。このお城は傾斜の緩さを横堀でカバーしている部分が目立ちます。 |
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根小屋城へと向かう西側の尾根上の堀切。ちょっとコースを外れると、こうした堀切が何箇所も目に付きます。 |
おまけ。「水戸黄門と山賊」の解説板。「何故こんなところで水戸黄門?」と思ったら、なんでも黄門様が山名八幡宮へ参詣の折、山賊に襲われたんだとか。真偽のほどは言うに及ばず、ですね(笑) |