【越後奥山荘発:烽火通信】中世観測衛星「えちご」打上げ成功

本庄城宇宙センターから打ち上げられた中世観測衛星「えちご」。11分後に軌道に乗った。

「埋もれた古城」と中世観測事業団は、共同で開発した人類初の中世観測衛星「えちご」の打ち上げに成功した。この衛星は高度0mから高度10万mまで、鳥の眼のように地表面を観察する特殊カメラ「カシバード」を搭載し、地球上に送られたデータは国土地理院の数値地図と高性能山岳風景シミュレーションシステム「カシミール3D

中世周回軌道上で観測をはじめた中世観測衛星「えちご」。

によって立体的な映像にすることができる。これらの観測システムに支えられた中世観測衛星「えちご」は高度と時空を自在に操り、中世の風景や地形、各城郭の配置・位置関係などを観測する予定である。

「えちご」は5月11日早朝、越後国小泉荘の本庄城宇宙センターから打ち上げられ、11分後に無事中世時空周回軌道に乗った。今後は、中世から近世にかけての時空軌道を周回しながら、各地の観測データを送信する予定である。

【越後ノ丸:中世観測室室長の談話】

打上げは成功だった。今後は観測データをもとに、どのような報告を行うかが課題となる。いかに精度が高い報告を迅速に行えるか、問題は、オペレーションを行うこのサイトの管理人側にあるだろう

 

観測報告書1:「新発田重家の乱」

観測報告書2:「中世荘園・奥山荘」

観測報告書3:「関宿合戦」

観測報告書4:「雨城興廢記」

観測報告書5:「色部氏年中行事」

 

 

※このコーナーでは、DAN杉本さん作成のフリーの山岳景観シミュレーションソフト「カシミール3D」と国土地理院発行の数値地図(1/5万および1/20万)を使用しています。

※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)および数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。

(承認番号 平15総使、第342号)

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