仙台城めぐり

独眼竜政宗が青葉山の丘陵地に築いた名城。

行って見るとよくわかりますが、その高さ以上に要害であることがわかります。

城地選定にあたっての政宗の思惑と、江戸幕府との駆け引き

そんなことを想像しながらの見学です。

バス「るーぷる仙台」で本丸前まで行けますが、敢えて「国際センター前」で降りて、

道沿いの遺構を眺めながら登るコースをオススメします。

ただし道が狭く交通量が多いので注意!

 

その1:曲輪の道・大手道

広瀬川にかかる大橋より眺める青葉山。蛇行する広瀬川の急流と切立った崖に守られた要害。 広瀬川沿いの片倉小十郎屋敷跡。片倉小十郎は政宗股肱の臣。大手前の最前線の防御線を任されていることからもその信任ぶりが伺える。
長沼と呼ばれる三ノ丸外堀。 五色沼と呼ばれる三ノ丸北堀。右上は大手門。
三ノ丸は現在、仙台市立博物館になっている。 三ノ丸正面の「子の門」石垣。
こちらは三ノ丸搦手にあたる巽門の石垣と門の礎石。 おなじく巽門の礎石。
三ノ丸をめぐる土塁。仙台城は目立たないものの各曲輪で土塁が多用されている。 大手門近くに立つ支倉常長像。
大手門付近の築地塀。 大手門の高石垣と土塀。

昭和20年7月の空襲で消失した大手門。昭和39年に隅櫓のみが復原されている。大手門付近は車道になっていて、非常に交通量が多い。
小ぢんまりとした復原隅櫓。 かつては写真のような堂々とした大手門が建っていた。伝・肥前名護屋城移築門。
二ノ丸は大半が東北大学の敷地になっています。 大手道沿いの崖には、横矢風の折れと土塁がわずかに残る。

道路に突然現れる食い違いの石垣。手前の石垣は切り込みハギ、向こう側は野面積みで好対照です。何の説明もありませんがおそらく寅ノ門跡でしょう。
その寅ノ門脇には謎の礼拝施設風の建築物が。おそらく後世の建築物でしょうが、なぜこんなところに?ローマに支倉常長を派遣した仙台藩ゆかりの遺構なのだろうか??
道路わきで見つけた、虎口状の土塁。これも説明はないが恐らく中島門では? 大手道から逸れて三ノ丸搦手へ向かう「曲輪の道」にある「沢の門」の野面積み石垣。
三ノ丸搦手そばの「酒蔵跡」。 その酒造りで用いられた「仙台藩御用酒の清水」。

清水門の見事な石垣。切り込みハギの高石垣もいいですが、やっぱりこういう古色溢れる野面積みの石垣っていいですよね。この「曲輪の道」沿いは城郭ファンにオススメのコースです。

清水門の石垣を別角度から。 清水門の反対側には道沿いに帯曲輪があり、そこでも石垣が見られます。

埋もれた古城 表紙 上へ 仙台城めぐり1 仙台城めぐり2