「お城の何が好きなの？」「ただの山、ただの草むらじゃん」そんな質問をよくされます。自分でもなぜ「お城」が好きになったのか、きっかけはイマイチ曖昧でよく覚えていません。でも、時代小説なんかを読んでいると、たくさんのお城や古戦場が登場するのだけれど、実際にその地を見てみないとどうも実感が湧かない、なんていうこと、ありませんか？こうしていくつかのお城を実際に訪ねたところから、「お城めぐり」人生が始まったような気がします。お城をめぐると、遠い昔に「○○がこの景色を見たのかなあ」「○○はここで何を考えて、どんな風に闘ったんだろう」という「感傷」というか、「妄想」に浸るのが気持ちいいのですよ。誰もいない野ッ原や、わずかに痕跡を留める山林などでも、「かつてここに○○がいた」と思うだけで、特別な場所に見えてくるから不思議です。こうしてお城めぐりにすっかりハマってしまった今では、ときに堀の大きさや土塁の高さに度肝を抜かれ、ときに解釈不能な遺構に悩み、ときにお城からの絶景に心洗われる、そんな「小さな喜び」を感じています。また、お城めぐりとインターネットを通じて、たくさんの方とお知り合いになれたことも大きな喜びです。そして、ほんの少し、ソレガシの野望が叶うなら、いつかはこのサイトが、「信長」「秀吉」「家康」たちのスーパースター達だけではない武士たちの歴史、「埋もれかけた地方史」にわずかでも脚光を与えられるような、そんな場所になればいいなあ、などと妄想しています。

従来「越後ノ丸」を名乗っておりましたが、

・変換がめんどくさい

・字数が多い、長い

・呼ばれるほうも呼ぶほうも少し恥ずかしい

などの理由により、「ウモ」に改名いたしました。最近その方が通りがいいし。

ちなみにこのサイトでは「なるべく」多くの地域のお城を紹介したいと思いつつも、どうしても居住地である関東（それも房総周辺）と実家のある新潟県（それも揚北=下越地方）に偏りがあります。ここのところ西日本の方はさっぱり行けていません。もはや「東国ローカル」のあづまヱビス専門サイトになりつつあります。「お金もないし、無理に遠くへ行かなくてもいいや〜」と、最近は開き直っています。

諸先輩方、いろいろご教授ください。

管理人：ウモ