攻城日記

見学先 石神井城
見学日 2001年9月22日

 

14:00

都内の城を見よう、と思い出発したが、出発時間が遅すぎた。結局この日は石神井城のみの見学となった。

15:20

石神井公園の駐車場に車を置く。石神井は僕が上京した当時、住んでいた想い出の街だ。当時通っていた風呂屋も残っているし、彼女と乗ったボートも現役だ(実は社長の家も近くだ)。

ファミリーで賑う石神井公園には大きな池があり、ボートや釣りで賑っている。これは人造の池で、上流の三宝寺池から水を曳いている。

その三宝寺池の周囲が石神井城址だ。石神井川と三宝寺池の湿地帯を要害とした豊島氏の本拠だったが、「長尾景春の乱」で太田道灌に攻め滅ぼされた。三宝寺池には落城の際の姫の入水伝説と、埋蔵財宝伝説が残る。そういえば10年くらい前、「ワニ騒動」が起きたのもこの三宝寺池。結局ワニはどうなったのかな?

城址は本丸周囲の空堀と土塁が辛うじて確認できる程度。しかし、本格的な調査はまだ行われておらず、保存状態のいい本丸周辺は立ち入り禁止となっていて、フェンス越しにしか見学できない。いつか発掘調査と、公開をお願いしたいものだ。本丸周囲の公園の外は住宅街になっているが、いかにも城内であったような雰囲気を持っている。細い道路は、おそらく堀跡だろう。

池の周囲を丹念に見る。残念ながら、目立った遺構というほどのものは無い。

16:30

なんとなく不完全燃焼のまま、この日の見学を終了。新青梅街道経由で帰宅。結局、渋滞にハマるために出かけたような日だった。

 

経費精算

首都高速       \700

お賽銭        弱冠

石神井公園駐車場   \200

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計          \900-

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