マイナーな城ですが、北条高広に興味のあまり、つい行っちゃいました。
この北条高広という男、なかなかの小悪党ぶりで興味あります。この高広、武田に唆されて叛旗を翻して謙信に攻め寄せられ、慌てて降伏したかと思えば、厩橋城を預かっているときも小田原北条氏に内通したり、織田氏方の滝川一益にあっさり降伏したり、なかなかの曲者です。その子景広は御館の乱で三郎景虎方に味方し、景勝方の直江兼続に謀殺されました。
北条は柏崎の山間地帯で、現在でも中世の面影を残す街です。北条駅からは、「北条いにしえロード」の名で、散策路の案内があり、城址自体もそれほど峻険ではないため見学しやすい場所になっています。城下の墓地には、初代北条氏・毛利景元の墓所(伝)が」あります。
見学当日は、青空が見えていたかと思うと大粒の雨が降り出す不安定な天候で、落雷の恐れもあり、麓の移築現存門だけ見て帰ろうと思ったのですが、雨が小降りになってきたので、「エイヤー」で思い切って山に足を踏み込みました。遺構は、大して期待していなかった割には、そこそこ見どころも多く、天気がよければもっとゆっくり見たいところではありました。途中、道端で出会ったおじいさんに聞いたところ、家臣の山村氏の墓所や、歩きやすい見学路、居館跡の場所など、様々なことを教えてもらいました。感謝。ただおじいさん、話が長くて、折角小降りだった雨が本丸についた頃には土砂降りになってしまい、ちょっと困ってしまいました。。。。